当クリニックでは子宮頸がん予防ワクチンの接種を受けることができます。

子宮頸がんワクチンはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するためのワクチンのことです。
HPVは子宮頸がんの主な原因とされており、主に性的接触で感染します。このワクチンは感染リスクの高い型のHPVを防ぐことで子宮頸がんやその前がん病変、また尖圭コンジローマの予防に効果があります。

「子宮頸がん」で苦しまないために、今からできることがあります。

子宮頸がんについて

●子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。
日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。一般的に 9歳から16歳 の間に接種が推奨されます。

●また、若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんです。
患者さんは20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。日本では、25~40歳の女性のがんによる死亡の第2位は、子宮頸がんによるものです。

●HPVの感染を防ぐことで、将来の子宮頸がんを予防できると期待されていますが、ワクチンで防げないHPV感染もあります。子宮頸がんを早期に発見し治療するため、20歳になったら2年に1回、子宮頸がん検診を受けることが大切です。

複数の異なる細菌またはウイルスによる感染症から保護するために開発されたワクチンの一種です。数字の「9価」は、このワクチンが9つの異なる病原体に対する免疫を提供することを意味しています。これにより、1つの注射で複数の病気に対する保護を得ることができます。

9価ワクチンは、通常、幼児や子供の定期的な予防接種プログラムの一環として使用されます。
具体的には、9価ワクチンが対象とする病原体は以下の通りです。

病原体名と疾患名:

1.インフルエンザウイルス A(H1N1亜型およびH3N2亜型)
2.インフルエンザウイルス B
3.メニンゴコックス菌(A型、C型、W型、Y型)
4.プロテウス菌(Haemophilus influenzae Type b)

これにより、インフルエンザやメニンゴコックス菌による感染症から保護されると同時に、幼少期の重篤な疾患を予防することができます。
9価ワクチンはこれらの病原体に対する免疫を刺激するために抗原や抗体を含むことがあります。
9価ワクチンは、大人や高齢者にも必要な場合がありますが、一般的には幼少期((9歳から16歳の間)からの接種が推奨されています。

9価ワクチン

厚生労働省HP(外部リンク)

対象年齢

10歳代~の女性

接種回数

初回、1ヶ月後、6ヶ月後の計3回です。

合計3回の接種が必要です。
詳細はクリニックまでお尋ね下さい。

子宮頸がんとは?

子宮の入り口である子宮頸部にがん(悪性腫瘍)ができる病気です。
女性におこるがんとしては、発生率・死亡率ともに世界的に乳がんに次いで第2位です。
20~30代の女性に急増しています。

子宮頸がん

【原因はヒトパピローマウイルス(HPV)が7割】

ヒトパピローマウイルス(HPV)はヒトからヒトへ性交渉によって感染します。
多くの場合は自然に排除されますが、一部が細胞をがん細胞へと変えてしまいます。

がん細胞

子宮頸がんや予防ワクチンについての詳細はお気軽に当院までお尋ねください。