柏木産婦人科へのご質問
当産婦人科に寄せられる、患者様のご質問と回答です。
大きなくくりで分けて回答しています。
当院にご質問がある方はご参考ください。

産科について
Obstetrics
妊娠検査で陽性が出たのですが、次に何をすれば良いですか?
生理予定日の一週間後くらいを目安にできるだけ早めに産婦人科へ受診されるようおすすめいたします。
つわりがひどいのですが、どのように対処すれば良いですか?
食べられるもの、飲めるものを可能な時にこまめに摂取するようにしてください。
つわりの症状は様々で吐き気や嘔吐を中心に、においに敏感になる、眠気が強くなる、唾液の量が増えるなどの症状がでる場合もあります。
つわりがきつい場合は漢方薬や吐き気止めの処方、院内では点滴がありますのでご相談ください。
出産予定日が近づいたら準備すべきことは何でしょうか?
妊娠10ヶ月に入りましたら入院に必要なものをご準備ください。
妊娠中に摂取するべき食べ物と避けるべき食べ物は何ですか?
生肉・生魚・生卵などは摂取しないようにしてください。アルコールや非加熱チーズもNGです。
可能なら3食とも主食(炭水化物)・主菜(タンパク質/肉・魚・卵・大豆)・副菜(ビタミンやミネラル・食物繊維)を意識し、エネルギーとなる主食は毎食たべましょう。間食をするときは果物やヨーグルトなどを摂るとバランスが整います。
また妊娠前、妊娠早期から葉酸のサプリメントを摂取することが必要です。院内でも販売しています。

出産方法の選択肢とそれぞれの利点・リスクについて教えてください。
当院では自然分娩が基本ですが、医学的に適用がある場合は帝王切開の出産となります。
自然分娩後は回復が比較的早く入院期間も短くて済むことが多いです。帝王切開は計画的な手術(予定帝王切開)と緊急時に行われる手術(緊急帝王切開)があり、手術後の回復には時間がかかり入院期間が長くなる(8日間)ことが一般的です。
破水と尿漏れの見分けがつくのでしょうか?
自力で止まらない水は破水だと思っていただいて結構です。
なお、尿は弱酸性で羊水は弱アルカリ性なので市販のBTB試験紙でチェックすることもできます。
もし急な陣痛や破水があった場合は、即座に病院へ来ていただきます。
婦人科について
gynecology
生理不順について相談したいのですが、どのような検査や治療が行われますか?
生理不順について詳しくお聞きし、場合によっては超音波検査やホルモン検査を行います。
必要に応じて内服薬を処方することがあります。
更年期の症状に対する対策や治療法はありますか?
更年期の症状(顔や体のほてり・発汗・月経不順・不眠・動悸・疲労感・めまいなど)に応じて、漢方治療、ホルモン治療、サプリメント治療などを行います。
子宮筋腫や卵巣嚢腫の診断と治療について教えてください。
月経過多や月経痛、不正出血などの症状は筋腫の大きさや数、位置によって症状が異なり、内診だけではわからないため超音波検査を行います。子宮筋腫や卵巣嚢腫は自覚症状がないことも多いため、年に1回の婦人科検診が重要です。
定期的な婦人科検診の重要性と検査内容について教えてください。
婦人科検診は女性特有の病気の早期発見と予防を目的としています。自覚症状のないうちに病気を見つけることができるため健康維持や早期治療に役立ちます。
20歳以上の方は1年に1度の子宮がん検査を、30歳以上の方は乳がん検査を、40歳以上の方はマンモグラフィー検査をおすすめいたします。
性感染症(STI)の予防と治療について教えてください。
予防は避妊具の正しい使用と不特定多数の性行為を避けるようにしましょう。性感染症の検査はおりものの検査と血液検査に分かれます。性感染症の種類により院内にて治療薬を処方いたします。
アフターピル(緊急避妊薬)が欲しいのですが…
性交渉後、できるだけ早く(72時間以内)に受診してください。
なお、アフターピルは保険は適用されません(平日10,000円、休日・深夜15,000円)。
不妊治療について
infertility treatment
不妊症の診断はどのように行われますか?
不妊症には様々な原因があるので、原因別に治療計画を立てます。不妊症の原因に対する適切な治療法(タイミング療法、排卵誘発法、人工授精、体外受精など)を提案いたします。ご夫婦揃ってのご来院、奥様のみでのご来院どちらでも結構です。
不妊治療の一般的なステップを教えてください。
最初は超音波検査と尿検査を行い、性交のタイミングを指導いたします。基礎体温はルナルナ(無料アプリ)の活用が生理日や排卵日、妊娠しやすい時期がわかりやすくおすすめしています。
血液検査で卵巣の機能やホルモンの状態を確認し、超音波検査にて卵胞の成長を観察したり排卵を確認していきます。
不妊の治療は保険は適用されますか?
2022年4月から不妊治療の一部が公的医療保険の対象になりました。
治療の種類や条件によって自費診療になる場合もあります。
不妊治療中にできる生活習慣の改善や注意点はありますか?
日々の心身の健康を整える生活習慣が大切です。食事はビタミン、ミネラル、タンパク質を含む食品をバランスよく摂取しましょう。特に葉酸は胎児の発育に必須です。ほうれん草やブロッコリー、サプリメントから摂取されることを推奨いたします。カフェインやアルコールもやめ、身体を冷やさない、適度な運動を取り入れて睡眠の質を上げるようにしてください。
その他ご質問
etc
妊娠中や産後のメンタルヘルスケアについて教えてください。
妊娠・出産はホルモンバランスの変化による情緒不安定などで心身に大きな変化をもたらします。出産や育児への不安など色々とメンタル面で不安なことがでてくると思いますが、当院ではそのような不安を少しでも和らげることができるよう「助産師外来」を設けています。時間をかけてゆっくりと話していきましょう。
乳がんや子宮がんの予防方法と早期発見のための検査について教えてください。
乳がんや子宮がんは早期に発見すれば治療が可能な病気です。
20歳以上の方は1年に1度の子宮がん検査を、30歳以上の方は乳がん検査を、40歳以上の方はマンモグラフィー検査をおすすめいたします。症状がなくても定期的な検診と健康的な生活習慣を心がけてください。
産後の母体の回復を促進するためのアドバイスを教えてください。
出産後の母体は心身ともに大きな変化を経験しており十分なケアが必要です。
栄養バランスのよい食事をとり、赤ちゃんが眠っている間にできるだけ休んでください。ご家族など周囲の助けを借りながら心身のケアを優先し無理のない生活を心がけてください。メンタルケアが必要であれば当院にご相談ください。
子供を授かりたいと考えていますが、事前に準備するべきことはありますか?
不妊の原因がないか、月経周期が安定しているか、子宮や卵巣に異常がないかをチェックしたり、男性側も精液検査などを通じて健康状態を確認することができます。食事や運動、ストレス管理を心がけ、喫煙と過度な飲酒は避けるべきです。妊娠前から葉酸(ビタミンB9)を摂取することを推奨しています。
身体自体も冷えを防ぎ、クーラーの効いた部屋に長時間いることなどを避けましょう。スカートよりズボン、靴下をはくなどがおすすめです。
入院時に持参するべきものは何ですか?
「母子手帳」と「保険証」は、忘れずに持参してください。
入院中の面会時間や面会のルールについて教えてください。
面会時間は午後13時から20時の間でお願いしております。
・入院中の面会はご家族様のみ可です。
・立ち合い分娩は今まで通り可です。
・院内ではマスク着用をお願いいたします。
入院中の食事や特別なリクエストは可能ですか?
食事のリクエストは可能です。
入院前に食事に関する制限(アレルギー等)をお聞きいたしますが、栄養バランスを考慮したおいしい食事をご提供させていただきます。
お支払い方法は何がありますか?
当院へのお支払い方法は現金と各種カード払いが可能です。
