当院では自然分娩を基本とし、妊娠・出産・産後のケアを専門に行っています。
妊娠の経過を丁寧に管理し、安全な出産をサポートすることを目的としています。
お母さんと赤ちゃんに異常がなければ、医療介入はせず自然に陣痛を待ち、分娩中も経過を見守ります。
計画分娩をご希望の方は健診時に医師にご相談ください。
計画分娩(けいかくぶんべん)とは… 妊娠の最終段階において、医療的な理由やその他の必要に応じて出産の日程をあらかじめ決めて分娩を行う方法です。 これには自然な陣痛を待たずに陣痛を誘発する方法と、帝王切開を予定して行う方法の2種類があります。 |
産後の入院期間について
お産
経腟分娩の場合
初産婦さんは6日間(出産された日を0日目として産後5日目退院)
経産婦さんは5日間(出産された日を0日目として産後4日目退院)
帝王切開の場合
初産婦さん、経産婦さんともに8日間(出産された日を0日目として産後7日目退院)

お産が近づいてきたサイン
出産の2~3週間前になると次のような兆候がみられます。
- おなかが張る(不規則な弱い陣痛)
- 胃の圧迫がなくなる
- 胎動が減る
- 尿が近くなる
- おりものが多くなる
- 少量の出血(おしるし)など
お産方法
基本的にお母様のご希望に応じたフリースタイルです。
分娩第1期(陣痛が始まってから子宮口全開大までの間)から医師と助産婦が付き添い、ケア・サポートに努めます。
母親教室の開催は各教室案内ページにて開催日を案内しています。
妊娠中の異常について
妊娠中の異常に対して、入院施設をご用意しております。
※出産予定日を過ぎた場合
-予定日経過(7~10)日までは自然経過観察
-通院は3日毎
男女産み分け
男女産み分けをご希望の方はご相談下さい。
赤ちゃんの聴力検査
赤ちゃんの聴力検査(希望者のみ・5,000円)を実施致します。
「新生児聴覚検査」は、新生児の耳が正常に機能しているかを調べるための検査です。
分娩した病院で入院中に検査を受けることが推奨されています。ご希望の方はご相談下さい。
出産のための入院の流れ
お問い合わせ
まずはお問い合わせフォームまたはお電話(075-882-3800)にてご連絡ください。
ご来院
ご予約いただいた方は当院受付にて問診票をご記入いただきます。
「母子手帳」と「保険証」を持参ください。
診察
医師による母体と赤ちゃんの健康状態の確認とともに出産までの定期検診やスケジュール、出産方法等のご説明をいたします。
持ち物リスト(個人的な必要品や入院に必要な書類)を確認し、今後の出産のための準備を始めていきます。
入院
妊娠40週前後が出産予定日とされますが、少し前後することが一般的です。
もし急な陣痛や破水があった場合は、即座に病院へ来ていただきます。
予定日が近くなったら分娩の兆しが見えた際に病院に連絡をし、入院の手続きを行います。
* ご家族の方の面会時間は13~20時です。
破水とは… 赤ちゃんや羊水を包んでいる卵膜が破れ、中の羊水が流れ出すことです。 生温かい水が急に流れ出て、尿がもれたように感じる場合もあります。 |
出産
ご主人様や上のお子様など、立会いをご希望される方はその旨お気軽にお申し付け下さい。
陣痛の間隔が10分以内になったらお産の始まりです。
出産後、医師や助産師が健康状態を確認し、母親と赤ちゃんが初めて対面します。
ご退院
出産後は毎日、母体の回復や赤ちゃんの健康状態をチェックします。
授乳方法の指導やおむつ替えのアドバイス、赤ちゃんのお世話についてもサポートいたします。
退院時には赤ちゃんの健康状態を示す書類(母子手帳に記載される情報や予防接種予定など)を受け取り家に帰る準備を整えます。
ご入金
退院時に入院費用や分娩費用、その他の料金を最終的にお支払いいただきます。
お支払いは現金、クレジットカードなども対応しています。

入院の際の持ち物
お産を迎えられるにあたり、何を用意しておいたらよいかを案内いたします。
産褥ショーツ2枚は入院後すぐに使用します。
ご用意いただくもの
- 母子健康手帳
- 診察券
- 保険証
- パジャマ(2~3着)
- 授乳ブラジャー(2~3枚)
- 産褥ショーツ(3~4枚)
- 洗面用具・ティッシュペーパー
- スリッパ
- バスタオル・ハンドタオル各2~3枚
院内で販売しているもの
- 前開きショーツ
- 弾性ハイソックス
- 母乳パッド
- 乳頭保護器
- 乳頭保護クリーム
- お産用パッド(L、M、S)
- 赤ちゃん用おしり拭き など
お産費用の割引制度があります。
昨今は少子化時代ではありますが
続けて当院でお産いただく方に対しお得な気持ちになるかも…です。
詳細は受付にてお問い合わせ下さい。
京都市出産・子育て応援事業について
京都市では「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」において国が創設した「出産・子育て応援交付金事業」を活用し、全ての妊婦・子育て家庭が、より安心して出産・子育てができるよう、2023年3月から伴走型相談支援の充実と経済的支援(出産・子育て応援ギフト)を一体として実施する京都市出産・子育て応援事業を実施します。

※詳しくはこちらをご覧ください。
産科は「妊娠・出産」を専門とし、婦人科は「女性の健康全般(生理や更年期障害、不妊など)」を扱います。 産婦人科は、産科と婦人科の両方を診療する医療機関です。 妊娠が分かったら、早めに産科を受診し、適切な管理を受けることが大切です。 |